​うなぎ食文化とは

 

 

 
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水産業で「専門料理店」の存在は非常に大きいと言えます。

特定の商材を使った料理の提供を軸とする「専門料理店」は常にどんなことがあってもその商材を使い続けるため、需要の下支えをする意味でも欠くことはできません。水産業で専門店が存在するのは「うなぎ」のほかに「ふぐ」「すっぽん」「どじょう」なのですが、淡水魚、養殖魚が多い印象です。

そうした専門店の中で最も規模が大きいのがうなぎ料理店と言えます。「うなぎ蒲焼」を使った「うな重」「うな丼」「せいろ蒸し」を始めとする様々なうなぎ料理は関東、関西、九州など地域で特性を有しており、それぞれの特徴を生かした地域ごとのうなぎ料理が多くの地元住民に支持されています。

うなぎの食文化は万葉の時代からと言われますが、専門料理店も江戸時代から続く長い歴史を有し、現在も当時の屋号を引き継ぎつつ、独自のうなぎ料理を提供し続けているところもあります。

栃木県の那珂川町エリアのようにうなぎ白焼のテイクアウトでの消費量が非常に多いエリアもある。スーパーで販売される冷凍蒲焼とは違い、焼き上げたばかりのうなぎ白焼きをタレと一緒に購入、自宅で蒲焼に仕上げるスタイルの消費は料理店としてのマーケットを支える重要な業態とも言えます

また、近年では台湾や中国をはじめ、東アジア、東南アジアなどのアジア各国で日本式のウナギ料理店が増えてきております。韓国では焼肉スタイル、中国では漢方のスープ等、様々な形態でウナギを消費しておりましたが、最近は「日式」と言われ、日本の「うなぎ蒲焼」のスタイルで消費が伸びてきております。また、ロシアやアメリカでも日本式の冷凍蒲焼を真空パックで輸入、安定した消費量を維持しております。

これにはインバウンド需要も大きく後押ししていると思われます。日本を観光で訪れる外国人観光客は日本でうなぎ蒲焼を食べ、帰国後に日本で食べたものと同様のものを食べてみたいという要望を強くするようです。また、日本人海外駐在員もアジア各国に多数おりますので、海外でも「うなぎ蒲焼を食べたい」というニーズは安定しているようです。日本の食文化の一つである「うなぎ蒲焼」は確実に世界で認知されていくことになりそうです。