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​トラフグ養殖とは

 

 
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​トラフグ養殖は昭和60年代に本格化、料理店を軸に需要の高いトラフグの養殖はあっという間に拡大し、平成9年に最大で年間6000㌧近い生産規模となりました。しかし、需要を上回る生産量となったことからその後は相場暴落の憂き目となり、養殖業者の転廃業が続きました。以後、需要拡大という大きな壁との戦いが続いております。​養殖業者も他の養殖に切り替えつつ、リスクを分散しつつもキロ2000円を超える数少ない有望な魚であるトラフグ養殖から完全撤退することはせず、懸命に需給バランスの安定に努めてきております。

 
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トラフグ養殖はキロ2000円では採算ラインに合わない高コストの魚であることが知られておりますが、その理由としてストレスによる噛み合いなどを避けるために「歯切り」という作業をしなければならないなど、他の魚以上に手間がかかることが挙げられます。

完全養殖ができているためにウナギと比べると稚魚段階でのコストはそれほど高くありませんが、稚魚期と養魚期、出荷前の3回、もしくは4回の歯切り作業を行います。特に稚魚期の歯切りは魚が小さいこともあり、非常に難しい作業です。こうしたきめ細やかな作業を繰り返してトラフグはようやく出荷されます。

 

​海面養殖されている魚で専門料理店を持つのは養殖トラフグだけです。専門店の需要が安定しているので本来であれば需要に見合った生産量を上げていれば相場が暴落することはありません。しかし、近年ではその相場が暴落しており、養殖業者の転業が続いております。需要の後退を食い止める対策が必要です。

 

 
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