小野 晶史2020年6月5日読了時間: 1分アクアカルチャーレポート・マンスリー2020年6月号配信アクアカルチャーのマンスリーレポート6月号を配信しました。今回はニホンウナギを始めと今シーズンのシラスウナギ漁の最終集計をまとめました。今年はニホンウナギの採捕量が東アジア全体で大豊漁、ここ最近見たこともない最高水準の採捕実績になりました。日本を始め、禁漁・休漁を実施してこれですから、絶滅危惧種としての資源の議論、再考必至ですね。
アクアカルチャーのマンスリーレポート6月号を配信しました。今回はニホンウナギを始めと今シーズンのシラスウナギ漁の最終集計をまとめました。今年はニホンウナギの採捕量が東アジア全体で大豊漁、ここ最近見たこともない最高水準の採捕実績になりました。日本を始め、禁漁・休漁を実施してこれですから、絶滅危惧種としての資源の議論、再考必至ですね。
ニホンウナギは絶滅しないニホンウナギは絶滅しない。 ウナギのような回遊動物の「絶滅危惧種であるかどうか」の議論で、ニホンウナギをその俎上に載せるには無理がある。今、ニホンウナギが絶滅危惧種であるとされる根拠は漁獲量ではなく、シラスウナギの池入れ量と内水面での天然ウナギの漁獲量のみだ。どの国、そしてどの地方・都道府県でいつどれだけシラスウナギ が採れたかの統計もない。天然ウナギに至っては海面に大量に生息するとされる天然ウナ
絶滅危惧種としてのウナギについて思うことウナギが絶滅危惧種として取り扱われるようになって久しい。 ニホンウナギ、アメリカウナギ、ヨーロッパウナギなどを始めとして様々な種類のウナギ が資源保全が急がれる状態にあり、ニホンウナギやヨーロッパウナギ では食べることすら厭われるような世論が形成されており、多くのメディアも「食べるな」の大合唱を繰り広げてきた。 特にヨーロッパウナギ については2009年に国際自然保護連合により「絶滅寸前」というカ